宝塚音楽学校の一年生

昨日は、宝塚音楽学校の1年生たち19名に、18~19世紀の服飾史のレクチャーをしました。
副題は彼女たちに興味を持ってもらえるようにと「アントワネットからエリザベートまで」です。
Vigée-Lebrun_Marie_Antoinette_1783

毎年この時期になると、お招きいただいてお話させていただくのですが、このレクチャーを始めたのはかれこれ10年以上も前のこと。まだ私が前職の神戸ファッション美術館の学芸員だったころのことです。
当時お話させていただいた生徒さんたちの中からは、すでにトップの娘役になられた方もいるとか。
そう思うと、感慨深いです。

お話の内容は、18世紀後半のマリー・アントワネットの時代に着用されていたローブ・ア・ラ・フランセーズ(フランス式ローブの意)やシュミーズ・ア・ラ・レーヌ(王妃のシュミーズ)についてや、19世紀半ばのエリザベート(正式にはエリーザベト・アマーリエ・オイゲーニエ・フォン・ヴィッテルスバッハ)の時代のクリノリン・スタイルなど、衣装の流行とその特徴について、できるだけわかりやすく解説しました。
Erzsebet_kiralyne_photo_1867

衣装のお話し以外にも、いつの日か彼女たちの中から“アントワネット”や“エリザベート”が誕生したときに、演ずるうえで少しでも参考になればと、当時の貴婦人たちが身に着けていた、瀟洒な扇や繊細なレースの話題なども盛り込みました。
いずれ舞台に立つ彼女たちが、ふと私のお話を思い出してくれることを心待ちにしています。

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