プレシャス・ツアー

先日、3月1日のことになりますが、神戸ファッション協会の主催で《プレシャス・ツアー@神戸ファッション美術館》という催しを、当社CAEANがコーディネートさせていただきました。
今回、神戸ファッション協会から、「美術館の収蔵庫にある貴重な資料を、協会の会員の方々に特別にご覧いただく機会を設けることはできないか」というご相談を受けて、美術館のご協力により実現することができました。
当日は、協会の会員であるアパレル企業や教育機関の方々がご参加されました。

まずはセミナー室にて、18世紀の衣装やレースなどの収蔵品の見どころについて、同美術館の元・学芸員である私からのレクチャーです。
〈失われた手わざ〉というテーマを軸にして、当時の衣装に用いられている刺繍やレースなどの超絶的な技巧とその歴史について、拡大した資料の写真などを交えながらお話しさせていただきました。

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レクチャーで予備知識を持ったあとは、いよいよ館内を見て回っていただきます。
資料室からライブラリー、そして収蔵庫と、それぞれ専門職員の方々にご案内していただきました。
書庫では1892年の〈VOGUE〉の創刊号や、世界中のクリエイターが注目し続ける雑誌〈VISIONARE〉などの閉架資料を、そのあとの収蔵庫では引き出しに整然と収まっているドレスや靴などを、参加者の皆さんにご覧いただくことができました。

私自身も久々に収蔵庫に入りましたが、やはりそこは二度とつくり出すことができない本当に貴重な資料が収まる場で、あらためてその素晴らしさを実感しました。
気の遠くなるような時間をかけてつくり出された服飾文化の至宝のかずかずを間近で見られる時間。
それこそがまさに贅沢なことなのではないでしょうか。

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