アンティーク・レースの魅力

まだ私が神戸ファッション美術館の学芸員だったころ、アンティーク・レースの展覧会を3度ほど企画担当いたしました。
まず初めが『アンティーク・レースの世界』展(2004)です。次に『レースの花華』(2006)、3度目は規模が小さくなりますが『アンティークレースの至宝』(2010)という展覧会でした。2010年に開催した展覧会は、OIDFA(L’Organisation Internationale de la Dentelle au Fuseau et à l’Aiguille/世界レース会議)という国際的なレースの団体の世界大会を、神戸でおこなうことになり、その一環として展覧会を開催いたしました。

神戸ファッション美術館で学芸員をしていながらも、当初はそれほど「レース」に向き合うことはありませんでした。
ところが2004年に初めて展覧会を担当するにあたり、あらためてその歴史と変遷を学び、ボビン・レースやニードルポイント・レースのつくり方を知りました。
そしてなによりも、収蔵庫のなかでレースの黎明期から爛熟期へといたる現物資料の数々を、拡大鏡でひとつひとつのぞき込みました。
真っ白な極細リネンの絲運びがつくり出す複雑玄妙なレースの世界に触れ、そのあまりの超絶的な職人技に、服飾文化の深淵さを感得し、身震いがいたしました。

そんな経験が活きて、いま当方にアンティーク・レースの展覧会の展示についてのご相談をいただいています。
まだこれからのお話なので、いまは詳細をお知らせすることはできませんが、そう遠くない時期にアンティーク・レースの素晴らしさをたくさんの方々に知っていただく好機が持てそうです。
また進捗状況を、こちらのブログでお知らせさせていただきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です